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手軽な運動 “深層筋肉”を刺激
手軽な運動で体のバランスを整える「ピラティス」と呼ばれる運動法が人気を集めています。体の中心に近い筋肉を鍛えることで、骨格のゆがみを矯正し、体を引き締める効果があると言われています。専門家に基本の動きを聞きました。
ピラティスの指導を10年以上続けている日本エアロビックフィットネス協会理事の山岡有美さんは「年齢にかかわらず、無理なくできる点が魅力です」と話します。
ピラティスは、20世紀初頭、ドイツ出身のジョセフ・ピラティスさんが考案。日本では2、3年前から普及し始め、カルチャースクールや専門スタジオでレッスンが行われています。
「ヨガに似ていますが、瞑想(めいそう)など精神面の比重が高いヨガに対し、ピラティスは身体機能を整えることを重視しています。ただ、ゆっくり呼吸しながら体を動かすピラティスも、リラックス効果が高いんですよ」
背骨や骨盤を支える腸骨筋や大腰筋など、体の中心に近い筋肉を刺激するため、山岡さんは「肩こりや腰痛の予防にも効果があります」と話します。これらの筋肉は深層筋肉とも呼ばれ、骨格のゆがみを矯正し、正しい姿勢を保つのに重要とされています。
ヨガと同様、呼吸はピラティスの重要な要素。息を吸うときは肋骨(ろっこつ)を広げて上半身全体に空気が入るように、吐く時はおなかがへこみ、腹部が背骨に近づくようなイメージ。「ゆっくりとした呼吸に合わせ、流れるように動くことが基本です」
正確な動作が大切なので、体の動きに意識を集中させます。力を込めようとして、息を止めてしまうことがありますが、「頑張りすぎない」ことも大切。「ここに挙げた三つだけでも毎日続ければ、効果を実感できるのでは」と山岡さんは話しています。
(2005年10月4日 読売新聞)
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