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◎紫外線、おしゃれにカット…手袋や日傘 デザイン充実
ロングサイズや刺しゅう入りもあるUV防止手袋。多彩なデザインが女性たちの心をつかむ(高島屋大阪店で)=追野浩一郎撮影 桜の季節が過ぎ、日差しが徐々にまぶしさを増している。シミやそばかすの原因といわれる紫外線(UV)も日ごとに強まり、百貨店では、女性たちがUV対策の商品を探し始める。最近は手袋やマフラー、日傘など、性能もデザインも優れたアイテムが登場。男性が関心を寄せる品もあり、これから、百貨店のUVカット市場が活気を帯びそうだ。
手の甲だけを覆うサイズ、肘(ひじ)の上まで、さらに二の腕まで……。長さ30~65センチの約100種類の手袋がそろう高島屋大阪店の婦人洋品売り場。すべてUV防止手袋だ。綿や麻製のため夏場でも蒸れず、デザインや色も豊富。花の刺しゅうやビーズ、リボンなどをあしらい、Tシャツと合わせると重ね着のように見える。売れ筋は3000円前後で、携帯メールが打てるよう、指の部分が切れたタイプが人気という。
売り場で商品を吟味していた大阪市内の主婦(36)は「去年から日傘と帽子を使い始めたけど、手袋にこんなに種類があるとは知らなかった。とにかくシミはつくりたくないから、今年は手袋にも挑戦」と話す。
全国一の手袋の産地、香川県東かがわ市。同市にある日本手袋工業組合(約90社)の2005年度の生産量は前年度の1・7倍で、繊維手袋の売り上げは冬物39億円に対し夏物が13億円まで迫った。夏用手袋は10年ほど前から出回り始めたが、同組合の角昌五郎・専務理事は「健康志向と美白ブームで、女性の間にかなり浸透してきた」と分析する。
高島屋大阪店ではUVカット加工をしたガーゼマフラーも人気だ。首回りの日焼けを防ぎ、汗をかいたらそのまま洗うことも可能。1メートル(1050円)と1・5メートル(1260円)の2種類で、オレンジや水色など8色がそろい、1日に60本売れることも。一時黒色が流行した日傘は、今は色に関係なくUVカット率が高くなった。阪急梅田本店1階には数千点の日傘が並び、ほとんどは小雨にも対応できる晴雨兼用という。
シミを敬遠するのは女性だけではない。同店6階には、2年前に関西初の紳士用化粧品売り場としてオープンしたメンズコスメコーナーがあり、男性客でにぎわう。「シミをつくりたくない」というゴルフ好きの男性には日焼け止めクリーム(4200円)がお薦めだ。大型連休は目前。レジャーに挑む前に、百貨店でUV対策を練ってみてはいかが。
(2007年4月23日 読売新聞)
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