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◎夏バテ防止にはビタミンB食を多く
夏になると暑さのせいで、身体がだるい、食欲がない、寝不足などので、体力も衰えがちになります。
夏バテを防ぐ食べ物というとウナギが思い浮かびます。ウナギはスタミナ食の代表選手といわれるように、体に抵抗力をつけるビタミンA、疲労回復に効果のあるビタミンB1、代謝をよくするヨウ素など、多くの栄養素を含んでいます。
あまり食欲がないなときには具をたっぷり載せためん類をお勧めします。錦糸卵やきゅうり、ハムなどや、大葉やみょうがなどの薬味をプラスして冷たいそうめんや中華麺にのせれば、暑いときにも食欲をそそります。また、ビタミンB1をたっぷり含む、ゴマダレを用意するのも良いですね。
ウナギやゴマのようにビタミンB群を多く含む食べ物を中心にして、バランスのよい食事を心がけることが夏バテ防止には効果的です。ビタミンB群を多く含む食べ物としては、このほかに、枝豆やカシューナッツなどの豆類、アサリやシジミなどの貝類、レバーなどがあります。
暑いと、つい冷たい清涼飲料水に手が伸びてしまいますが。この清涼飲料水が体調を崩す原因になることをご存知でしょうか。まず、問題となるのが糖分の摂り過ぎです。人間が1日に必要とする糖分は体重1キログラムにつき1グラム。清涼飲料水ひと缶には、20~30グラムもの多量の砂糖が含まれているのです。
糖分を摂り過ぎると、それを燃焼するのに十分なビタミンB1、B2が不足して、内臓に必要な貯蔵用のビタミンB1、B2を奪うことになり、臓器の機能が低下したり、手足のむくみや、身体のだるさなどの症状として現れてきます。
また、水分を必要以上にたくさんとると胃液が薄まって食欲不振になります。胃酸が正常な状態で分泌されない時に食べ過ぎると、胃酸のバリアーで死ななかった菌が腸内で大量に発生し、下痢をともなった夏風邪にかかりやすくなります。
夏こそ腹八分目を前提に栄養価の高い食べ物をバランスよく摂り、夏バテを予防しましょう。
(2006年5月24日 読売新聞)
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