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∴2007/06/04 (Mon)

抗加齢療法 ブーム先行

 近年、「アンチエージング(抗加齢)」を掲げた健診を行う医療機関が都会を中心に続々と登場している。昨年6月に、「抗加齢ドック」を開設したのは、東海大東京病院(東京・代々木)。通常の健診項目のほか、年齢と共に減少するホルモンや、老化の原因になる体の“さび”と言われる活性酸素、動脈硬化の進み具合など約80項目を採血や超音波などで調べる。

 担当の川田浩志(ひろし)准教授は「老化が原因で起きる病気の兆候をいち早くとらえ、予防につなげるのが目的です」と説明する。還暦をきっかけにした受診者も多い。

 米国では、「抗加齢医療」が1990年代初めにブームになり、患者に合わせた様々な成分のサプリメント(栄養補助食品)の処方やホルモンの補充、不必要な毒素を排出させる「デトックス療法」などが盛んに行われている。

 日本でも民間のクリニックなどで実施しているところがある。しかし、川田准教授は、「科学的なデータに裏打ちされたものは、まだ少ない」と付け加える。

 米国では、国立衛生研究所(NIH)が1998年に「補完代替(ほかんだいたい)医療センター」という部門を設置。一般的な現代医療以外の治療法の効果を科学的に検証する作業を続けている。

 臨床試験に投じる予算は2006会計年度で3310万ドル(約39億3000万円)。対象は、ハーブやアロマ、ハリから、ヨガ、気功、瞑想(めいそう)にまで及ぶ。

 米フロリダ州マイアミのマウントサイナイ医療センター。ビーチに近い病院の一室で、音楽関係の仕事を退職したアルツロ・レイナーマンさん(71)が、ゆったりとしたいすに座り、点滴を受けていた。

 デトックス療法の一つ、キレーションの臨床試験だ。特殊なアミノ酸を点滴で注入すると、血液中の重金属と結びついて、尿から不要物として排出される。

 米国では心臓病予防を目的に市中のクリニックで行われているが、効果を疑問視する循環器専門医の声も根強い。そこで、米国、カナダの115医療機関が協力、50歳以上の患者約1200人が参加し、数年間、経過をみている最中だ。

 「何が効いて、何が効かないのか、厳密な科学のメスを入れる必要がある」と国立衛生研究所の補完代替医療センターを率いるルース・カーシュスタイン医師。

 これまでの同センターの研究結果によると、50歳以上のひざの関節炎の患者にハリの効果が証明されたが、うつ病に効くと米国内で広く飲まれていたハーブには効果がなかった。ヨガは健康な高齢者の身体機能や活力を改善させたが、認知能力の向上には役立たなかった。サプリメントは、有効と無効の結果が入り交じるものが少なくない。

 静岡市で抗加齢ドックを開設する田中孝医師は、米国から個人輸入したホルモン剤や、毎日3種類20錠のサプリメントを飲み、「効果を自分で確かめている」と話す。一方、東海大で、検査後に行っているのは、食事や運動など生活習慣の改善が基本。代替療法の利用は、一人一人の考え方次第というのが現状だ。

(2007年4月16日  読売新聞)

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