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「たばこ控えて」代弁マスコット作成
飲食店などで、近くに座った客が喫煙を始めたのに対し、たばこを吸わない人が「ちょっと遠慮して」とはなかなか言えない。そこで、そんな気持ちを伝える「お助けグッズ」を、愛知県豊田市健康増進課の女性職員らが作った。「タバコをすわないで!!」と書いたマスコットをかばんに付けるなどして、それとなく、意思表示する。
豊田市の職員ら考案した禁煙呼びかけグッズ
病院や飲食店など、多くの人が利用する施設の管理者に受動喫煙の防止を促す「健康増進法」の施行から4年。同法の普及のため、豊田市は05年から、禁煙や分煙を実施している施設を「空気のきれいな施設」として認定する制度を始めた。
だが、民間の協力がなかなか得られない。今年3月末現在での認定は、病院や学校を中心に約560施設に上るが、民間では、飲食店が8カ所、企業が5カ所などとなっている。同課によると、飲食店などからは、「禁煙にすると、売り上げが減らないか心配」などの声があるという。
「理想は禁煙施設の拡大だけど、現実的には自己防衛も必要では」。健康教育などに携わる保健師の資格を持った同課の女性職員5人が、昨年度から知恵を絞り、グッズの開発につなげた。
市の健康行政のマスコット「きらちゃん」が、「まわりでタバコをすわないで!!」と訴えるキーホルダー型のものなどを計5種類、各150個ずつ作った。
90度に折り曲げるとマスコットがせり出す「飛び出す絵本」タイプのグッズは、勤務中に時間ができた職員が一つひとつ、カッターナイフで切り込みを入れ、水や汚れに強くするラミネート加工も施した。
同課の保健師、水谷真希子さんは、「『煙は嫌い』とはっきり言えない人に、ちょっとした勇気のおすそ分けです」と話している。
(2007年06月07日『asahi.com』より)
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